野田市内の企業様から、ここ数年特に多く聞く声があります。「求人を出しても応募が来ない」
「採用しても定着しない」
「以前より人材確保が明らかに難しくなっている」
では、なぜ野田市では人材採用がしづらくなっているのでしょうか。今回は、地理的・人口動態・周辺エリアの発展状況を踏まえて整理してみます。
野田市の人口は約15万人。労働生産年齢人口(15〜64歳)も約9万人前後と、全国的に見れば決して少ない都市ではありません。数字だけを見ると「採用しやすいエリア」に見えます。しかし実際には、市内から周辺エリアへ働き手が流出しているのが現実です。都内は別として流出先として多いのが、
・柏市
・流山市
・つくば市
・守谷市 など
柏や流山は再開発が進み、企業進出も活発。つくば・守谷はTX沿線を中心に人口増加と商業開発が進んでいます。より条件の良い職場や新しい環境を求めて、人材が外へ流れているのです。
一方で、野田市に働きに来る人材は、
・埼玉県春日部市周辺
・茨城県坂東市
・境町などの近隣エリア
が中心になります。しかしここにも課題があります。野田市は、茨城県との間に利根川、埼玉県との間に江戸川があり、県境には慢性的な橋の渋滞があります。朝夕の通勤時間帯は混雑が激しく、実際の距離以上に通勤時間がかかるという声も少なくありません。「距離は近いのに通いづらい」これが野田市特有のハードルになっています。
野田市および周辺エリアでは、近年物流倉庫が増加しています。これは地域経済にとっては好材料ですが、同時に「人材の取り合い」が激しくなっているということでもあります。
時給は横並び、条件も似通っている、その中で「選ばれる会社」にならなければ応募は集まりません。従来通り、ハローワークや求人広告の掲載だけで安定的に採用できる時代ではなくなっています。
求人広告を出しても応募がない、採用できないとなると「派遣や紹介はどうか」そう考える企業様も多いですが、ここにも現実があります。派遣社員も紹介人材も簡単に集まるわけではありません。
特に専門性が高い職種や条件が厳しい案件は、派遣であっても集めるのは簡単ではありません。そのため、野田市で安定的に人材を確保するためには、比較的応募を取りやすい職種に戦略的に絞るという考え方も重要になります。
例えば、
・一般事務
・倉庫内軽作業
・製造業務
などは、比較的応募が集まりやすい傾向があります。まずは「確保できる職種から安定させる」という発想も必要です。
ここまで課題をお伝えしてきましたが、野田市は決して採用が不可能なエリアではありません。人口約15万人、労働生産年齢人口も約9万人。全国的に見れば、十分に人材母数のある地域です。ただし、従来通りのやり方では難しい、それが現在の野田市のリアルです。地域特性を理解し、通勤動線を考慮し、職種を絞り、戦略的に人材確保を行う。これがこれからの採用の考え方になります。
当社は野田市内に事務所を構え、地域に根ざして人材サービスを行っています。野田市という立地特性を理解した上で、現実的に確保可能な職種・条件をご提案しています。まずは現状整理だけでも構いません。野田市で人材確保にお困りの企業様は、お気軽にご相談ください。